パルジファル

作品紹介

登場人物

ストーリー

第1幕

老騎士グルネマンツと小姓たちがアンフォルタス王を待つところへクンドリが現れ、 アンフォルタスへの薬を託して倒れる。 彼女はかつて魔法使いに操られて王を誘惑し、奪った聖槍で王を傷つけた。 やがて王が登場、薬を受け取り傷の治療に湖へ。 グルネマンツは小姓たちに魔法使いの邪悪な策略を語り、「共に悩んで智を得る、無垢な愚か者を待て」 と、王を救う信託が下されたことを教える。そこへ湖の白鳥を傷つけた少年が引っ立てられてくる。 素直に罪を認めるが、自分の名前も言えない。 老騎士はさきほどの信託を思い出し、少年を城へ連れて行く。 礼拝堂では父ティトゥレルの勧めで王が聖杯の儀式に臨むが、罪の傷を負う王にとってこの儀式は 苦悩を増すばかり。少年は何も解せず、結局追い出されてしまう。

第2幕

クリングゾールはクンドリに愚か者の誘惑を命じる。 やがて魔法使いの城に入ってきた少年は、美しい花園や女達に無邪気に驚く。 其の時「パルジファル」と呼ぶ声がして着飾ったクンドリが現れた。 少年はハッとして、母が自分に付けた名を思い出す。 クンドリは優しく母の愛を語り、キスをする。 しかしこのキスによりパルジファルは知恵を得て、王の苦悩の意味を悟る。 誘惑に失敗したことを知った魔法使いが、パルジファルに聖槍を投げつけるが、槍は彼の頭上で止まり 、彼がそれをつかんで十字を切ると、城は崩れ花園は荒野に戻る。

第3幕

グルネマンツが倒れているクンドリを起こす。 そこへ槍を手にパルジファルが登場。 これまでの経緯を知ると老騎士は感動して、苦悩を続ける王の様子を語る。 泉水による洗礼の後、3人は城に向かう。城内では再び聖杯の儀式がはじまろうとしていた。 亡き父の棺が開かれると、王は悲痛な表情で「我にも死を与えよ」と叫ぶ。 この時パルジファルが進み出て聖槍の先で王の傷口に触れると、たちまち傷は癒えていく。 新王となったパルジファルの掲げる聖杯は輝き、人々は頭をたれる。 クンドリはその場に倒れ息絶え、苦悩からの開放を得る。