神々の黄昏
作品紹介
- 作曲年 1869~74年
- 初演年 1876年
- 原作 叙事詩
- 台本 作曲者
- 構成 3幕
- 上映時間 約4時間20分
登場人物
- ジークフリート【T】英雄
- ブリュンヒルデ【S】ジークフリートの妻
- ハーゲン【B】アルベリヒの息子
ストーリー
第1幕
三人のノルンが運命の綱を編みながら、これまでの経緯や未来について語る。 三人が去ると、幸福いっぱいのジークフリートとブリュンヒルデが姿を現す。 自分の指輪をブリュンヒルデの指に残し、ジークフリートは彼女の愛馬にまたがって旅立っていく。
ライン川のほとりのグンター城の広間。 当家の長グンターの異父弟ハーゲンは、ジークフリートを陥れようと計画しており、グンターに ブリュンヒルデをめとるように薦める。 そこにやってきたジークフリートは、何も知らずに忘れ薬の入った酒を飲み、愛妻の記憶を完全に失って しまい、美しいグートルーネに求婚する。 一方、ブリュンヒルデはヴァルトラウテの訪問を受けるが取り合わない。 ジークフリートはグンターに乞われるまま、変装してブリュンヒルデの居る岩山に侵入し、驚く彼女から 指輪を奪い取る。
第2幕
ハーゲンは夢に現れた父アルベリヒに指輪を取り戻すことを誓う。 ジークフリートが一足先に、続いて花嫁ブリュンヒルデを連れたグンターが城に帰ってくる。 夫の姿を認めて驚いたブリュンヒルデは、指輪を奪ったのがジークフリートであることを知り、復讐を誓う。 ハーゲンはそんな彼女に巧みに取り入りジークフリートの弱点を聞き出した。
第3幕
三人のラインの乙女が河畔の森で、黄金が失われたことを嘆いていると、狩の途中で道に迷った ジークフリートがやってくる。やがてグンター、ハーゲン、家臣が現れて酒宴となり、ジークフリートは 自分の過去を語る。そのとき隙をみせた彼は、ハーゲンに唯一の弱点である背中を槍で刺され息絶える。 グンターの城にジークフリートの遺体が運び込まれる。ハーゲンはグンターと争って彼を殺した後、 ジークフリートの指輪を取ろうとするが、死んだ英雄の手が上がりそれを拒否する。 このときおごそかに進み出たのはブリュンヒルデだった。 彼女はライン河畔にまきを積み上げて火をつけるよう命じると共に、指輪は乙女たちに返すと告げ、 英雄の亡骸を焼いた炎の中に飛び込んでいく。ライン川の水が氾濫し、ハーゲンも飲み込まれる。 天上のヴァルハル城も燃え、やがてすべてが炎に包まれる。