ワルキューレ / ニーベルングの指輪
作品紹介
- 作曲年 1854~6年
- 初演年 1870年
- 原作 叙事詩
- 台本 作曲者
- 構成 3幕
- 上映時間 約3時間20分
登場人物
- ヴォータン【Br】神々の長
- ジークムント【T】ヴォータンの息子、人間
- ジークリンデ【S】ジークムントの妹
- ブリュンヒルデ【S】ワルキューレの一人
ストーリー
第1幕
フンディングの館に、ジークムントが辿り着き、疲れて倒れ込む。 当家の妻ジークリンデはとりあえず彼に水を与える。 ジークムントとジークリンデは強く惹かれあう。 帰宅したフンディングはジークムントが名乗るや敵と悟り、掟に従って翌朝の決闘を約束させる。 フンディングの眠っている間に二人は語り合い、自分達が兄妹であることを知る。 そして再会を喜び、いっそう愛を深める。ジークムントは、かつて木に突きたてられて以来誰も 抜くことのできなかった剣ノートゥングを見事に抜き放った。 兄妹はそれが自分たちの父ヴォータンの残していったものと知り、逃亡を決意する。
第2幕
かつてヴォータンは、女神エールダと通じて9人の娘ワルキューレたちを作った。 その一人ブリュンヒルデは、父に忠実な娘だ。 ヴォータンは初め、やがて起こる地上でのジークムントとフンディンクとの戦いでジークムントを勝たせる つもりだったが、妻フリッカに強く反対され、結局は考えを翻さざるを得なくなる。 ヴォータンは忠実な娘に、ジークムントに死を宣告する役目を与える。 逃走を続ける兄妹の前にブリュンヒルデが現れるが、彼女は二人の愛の強さに心打たれてヴォータンの 命令に背く気になる。やがて戦いとなり、ブリュンヒルデはジークムントに加担しようとするが、 それを見たヴォータンがノートゥングを打ち砕き、ジークムントは倒される。 ブリュンヒルデはせめてジークムンデだけは救おうと彼女を連れて逃げる。 怒ったヴォータンはそのあとを追う。
第3幕
ワルキューレたちが馬を駆って集まり、最後にブリュンヒルデがジークリンデをかばいながら登場。 愛する人を失ったいま、ジークリンデは死を願うが、胎内に彼の子を宿していることを知らされて 生きる決意を固め、ブリュンヒルデに諭されて森に逃れていく。 命令に背いたブリュンヒルデを追ってきたヴォータンに向かって、ワルキューレたちは許しを乞うが、 ヴォータンはブリュンヒルデのみ残し他のワルキューレを退却させる。 ブリュンヒルデを愛しながらも罰を与えざるを得ないヴォータンは、神としての力を奪い岩山で眠りに 封じ込めることにした。ただし、彼女の願いも受け入れ、真に勇気あるものだけが彼女を救い出せるようにと 岩山を炎で包む。