ラインの黄金 / ニーベルングの指輪
作品紹介
- 作曲年 1853~4年
- 初演年 1869年
- 原作 叙事詩
- 台本 作曲者
- 構成 1幕
- 上映時間 約2時間30分
登場人物
- ヴォータン【Br】神々の長
- アルベリヒ【Br】ニーベルング族の王
- ローゲ【T】火の神
- ファフナー【B】巨人
ストーリー
第1幕
地底に住むニーベルング族のアルベリヒは、3人のラインの乙女に言い寄ろうとして、乙女達が 守っている黄金を発見する。彼女達は不用意にも、その黄金で作った指輪の持ち主には無限の権力が 与えられることや、指輪を作れるのは愛を断念した者だけであるということを教えてしまう。 アルベリヒは愛を呪い、黄金を奪って去っていく。
一方、神々の長ヴォータンは、巨人族の兄弟ファーゾルトとファーフナーに命じて、ライン河畔の 山にヴァルハル城を建設させている。 兄弟への報酬は美の女神フライアというのが当初の約束だったが、ヴォータンの妻フリッカはそれが面白くない。 実はヴォータンもフライアを与える気などなく、狡猾な火の神ローゲに解決策を聞こうと思っている。 巨人兄弟は、そこに現れたローゲから、ラインの黄金の話を聞き、報酬はそれがよいと言い出す。 自分も黄金が欲しくなったヴォータンがそれを拒むと、巨人兄弟はフライアを人質として連れ去ってしまった。 フリッカの嘆願とローゲの忠告に動かされ、ヴォータンはニーベルング族の住む地下へ降りて行く。
地底の国ニーベルハイムに、ヴォータンとローゲが辿り着く。 二人はまずミーメから近況を聞きだす。そこへ配下の小人たちをこき使うアルベリヒが現れるが、やがて ローゲの罠にはまって捕らえられてしまう。隠れ頭巾も奪われヴォータンに連れ去られる。
アルベリヒを連れて返ってきたヴォータンは、アルベリヒに財宝を要求する。 さらに彼は、抵抗するアルベリヒの指から強引に指輪を奪い取る。 怒ったアルベリヒは指輪の所有者には不幸が訪れるように呪いをかけて去っていく。 巨人兄弟が人質フライアを連れて現れ、黄金と指輪を要求する。 指輪だけでも固守しようとしたヴォータンも、智の女神エールダの警告で考え直し、巨人に指輪を渡す。 呪いはたちまち現れ、ファーフナーがファーゾルトを撲殺してしまう。やがてヴォータンは神々と共に ヴァルハルへ入城、ローゲだけが近く訪れるであろう神々の終焉を見通している。