ローエングリン
作品紹介
- 作曲年 1846~48年
- 初演年 1850年
- 原作 ローエングリンに関する伝記
- 台本 作曲者
- 構成 3幕
- 上映時間 約3時間35分
登場人物
- ローエングリン【T】聖林守護の騎士
- エルザ【S】ブラバント公女
- フリードリヒ【Br】ブラバント伯爵
- オルトルート【Ms】フリードリヒの妻
ストーリー
第1幕
ドイツ国王ハインリヒが、東方遠征の募兵のためにブラバント公国を訪れた。 そこへテムラムント伯爵フリードリヒが現れ、とんでもない訴えをおこす。 伯爵は、公国の世継ぎが現在行方不明になっているのは、その姉である前大公の息女エルザが ころしたのではないかというのだ。エルザが呼ばれ釈明を促される。 彼女は青ざめながらも、夢に見た立派な騎士のことを思い、彼こそ自分のために戦ってくれる人だという。 伝令がその騎士を呼ぶ。やがて小船を白鳥にひかせた騎士が登場。彼はエルザに、その夫となり領地を 守るが、決して自分の身元も名前も尋ねないように約束させる。騎士と伯爵は、神の裁きを願って 戦うが、一撃で伯爵が倒される。エルザの潔白が証明されたのだ。 人々はエルザと白鳥の騎士を祝福する。
第2幕
追放となったフリードリヒは、妻の嘘に乗せられ名誉を失ったとオルトルートを責める。 彼女は、騎士が魔法で裁判をごまかしたと、エルザをそそのかす悪知恵を企む。 ちょうど現れたエルザにオルトルートは言葉巧みに近づき、同情をひく。 夜が明け、結婚のため聖堂へ向かうエルザに、突如オルトルートが「素性の知れぬ騎士は魔法を使った」 と罵る。一同が現れると、今度はフリードリヒが騎士を告発する。 しかし騎士は毅然と「自分が答えねばならないのは、エルザに問われた時だけ」という。
第3幕
婚礼を済ませ、2人きりになったエルザとローエングリンの愛のひととき。 しかし疑念に捕らわれたエルザは夫の身元を問い詰める。 困惑するローエングリンだが、そこへ仲間を連れたフリードリヒが侵入する。 ローエングリンに切りかかるが、返り討ちにあい殺される。湖畔で騎士を待つ王と兵士たちの許へ 青ざめたエルザとその夫がやって来る。 騎士は、妻が自分に聞いてはいけないことを聞いたと告げ、ついに身元を明かす。 聖杯に仕える王パルツィヴァールの息子ローエングリンであると。 エルザや人々が引き止める中、迎えの白鳥が来る。 それはオルトルートが魔法で変えたエルザの弟ゴットフリートだった。 彼を魔法から解き、新公爵として皆に引渡し、ローエングリンは静かに去る。 エルザは哀しみのあまり倒れてしまう。