運命の力
作品紹介
- 作曲年 1862年
- 初演年 1862年
- 原作 リバス公爵
- 台本 フランチェスコ・ピアーヴェ
- 構成 4幕
- 上映時間 約3時間
登場人物
- レオノーラ【S】カラトラーヴァ侯爵の娘
- アルヴァーロ【T】レオノーラの恋人
- カルロ【Br】レオノーラの兄
ストーリー
第1幕
18世紀セビリアのカラトラーヴァ侯爵邸。 侯爵の娘レオノーラは今夜、恋人アルヴァーロと駆け落ちをすることになっている。 ためらいながらも、彼女は彼と家を出ようとする。 そこへ侯爵が現れ、非を認めたアルヴァーロが無抵抗の証に、ピストルを床に投げ出す。 不幸なことにこのピストルが暴発し、侯爵の命を奪ってしまい、二人はその場を逃げ出す。
第2幕
村の居酒屋の前にある広場。 侯爵の長男カルロは亡き父の敵の二人を探しにやって来る。 レオノーラも、アルヴァーロと逃げる途中ではぐれてしまい、男装して放浪を続けている。 彼女は兄に気づき旅籠へ隠れる。 カルロはその若者(男装したレオノーラ)に気を留めるが、ジプシー女プレツィオジッラに イタリア戦線への参加を勧められたり、村人との応対に忙しく見失ってしまう。
神に一生を捧げようと決意したレオノーラは、山の頂きにある修道院に身を寄せる。 彼女は独りで山中で祈りを捧げる生活を願う。ガルディアーノ神父もそれを認める。
第3幕
アルヴァーロはイタリア戦線に従軍し、昔を懐かしむ毎日を送っていた。 ある時一人の戦友を助ける。それは実はカルロなのだが、その時はお互いに偽名だったので 知らずに友情を誓い合う。 その後アルヴァーロが負傷、彼はカルロに小箱を託し、死んだら焼き捨てるように頼む。 しかしカルロは小箱を開け妹の肖像を見つけ、彼が復讐の相手と知る。 即、決闘となるが兵士に止められ、アルヴァーロは剣を捨てて修道院に向かう。
第4幕
5年の月日がたち、カルロが修道院を訪ね、ラファエル神父に会いたいと告げる。 ラファエルことアルヴァーロはひたすら神に祈り続けているが、カルロの侮辱に怒り、決闘の申し出を受ける。 レオノーラは人の気配に気づき、洞穴に入り扉を閉める。 そこへカルロを刺したアルヴァーロが現れ、瀕死の男の懺悔を聞いてやってくれと扉を叩く。 レオノーラを見て偶然の巡り合わせに驚くアルヴァーロ。彼女は兄の許へ駆けつけるが、 カルロは最後の力を振り絞り、妹を突き刺す。 ガルディアーノ神父とアルヴァーロに看取られながら、彼女は静かに息を引き取る。