椿姫
作品紹介
- 作曲年 1853年
- 初演年 1853年
- 原作 アレクサンドル・デュマ
- 台本 フランチェスコ・ピアーヴェ
- 構成 3幕
- 上映時間 約2時間
登場人物
- ヴィオレッタ【S】 ヒロインの高級娼婦
- アルフレード【T】 南フランス出身の若者
- ジェルモン【Br】 アルフレードの父親
- フローラ【Ms】 ヴィオレッタの友人
- デゥフォール男爵【Br】 ヴィオレッタの後援者
- アンニーナ【S】 ヴィオレッタの召使
ストーリー
第1幕
パリのヴィオレッタの家では、夜毎華やかなパーティが開かれている。サロンに集まった面々は、酒と快楽を讃え、 やがてガストーネ子爵によってヴィオレッタ崇拝者として若者アルフレードが紹介される。二人きりになり、アルフレードの熱烈な告白に、 心揺れるヴィオレッタ。一同が帰った後もひとり思い乱れる。ヴィオレッタは、今まで快楽の世界で生きてきたが、真実の愛というものを 知らなかったことに、アルフレードの求愛によって気づいたのだ。
第2幕
ヴィオレッタがパリの社交界の派手な生活を捨てて3ヵ月、アルフレードはこの郊外の家で、彼女とひっそり暮らす喜びをかみしめる。 しかしアンニーナから、「ヴィオレッタが内緒で私財を処分して生活費を工面している」と聞き、 自分の不名誉を恥じて金策のために飛び出して行く。ある日ヴィオレッタのところへ、アルフレードの父ジェルモンが訪れ、妹娘の縁談に さし障るので息子と別れてほしいと切り出す。強引なジェルモンの説得にヴィオレッタは拒否しきれず、泣く泣く身を引くことを承知し、 何も言わずに去る。事情を知らないアルフレードは、ヴィオレッタが裏切ったと思い込み、怒りに震える。
フローラの家のパーティに、アルフレードがひとり現れ、間もなくヴィオレッタが男爵とやって来る。 男爵との賭けに勝ったアルフレードに、立ち去るように請うヴィオレッタ。 アルフレードは逆上し、人々の前で、仮を返すと言って彼女に金を投げつける。 女性を侮辱したと人々の非難を浴び、後悔するアルフレード。真実を語れず苦しむヴィオレッタ。彼に決闘を申し込む男爵。
第3幕
数ヶ月後のパリ。病の床に伏すヴィオレッタは余命いくばくもない。 今の彼女の慰めは、過去の日々の回想と、ジェルモンからの詫び状を読むこと。 ついにアルフレードがやって来て愛を確かめ合い、ジェルモンも二人の結婚を認めるが、喜びも束の間、ヴィオレッタは命尽きる。