エルナーニ

作品紹介

登場人物

ストーリー

第1幕

16世紀のスペイン。舞台はアラゴン山中のエルナーニの陣営。 山賊たちが首領エルナーニと酒を飲んでいる。エルナーニは本来貴族だが、父を殺した国王ドン・カルロ に復讐するため、今は山賊に身をやつしている。 恋人エルヴィラが後見人のシルヴァに結婚を迫られていると聞き、彼女への思いを歌う。 そして、山賊と共にエルヴィラを救おうと彼女の住む城へ向かう。

エルヴィラの部屋で、彼女はシルヴァとの結婚に悩んでいる。 そこへ国王ドン・カルロが登場、エルナーニとの恋をなじり自分の愛人になるように口説くが、拒否される。 秘密の扉からエルナーニが現れ、父の敵と国王に決闘を挑むが、折りしもシルヴァが帰って来る。 シルヴァは二人に外へ出ろと意気込むが、相手が国王と知って驚く。そして王は今夜、城に泊まることになり エルナーニはこの場を去った。

第2幕

エルヴィラとシルヴァの結婚式に参列者が集まっている。 そこに巡礼者を装ったエルナーニが招かれるが、自分は国王から賞金をかけられた身であることを 明かす。シルヴァは客人の命を奪うようなことはしないと約束し、部下と退場する。 エルヴィラと二人きりになるて、彼女の不実を責めるが、エルヴィラが結婚式の後に自害するつもりだった 事を知り、誤解が解け抱き合う。そこへ国王が現れ、、エルナーニの引渡しを要求するが、城に潜んだ彼を 見つけられなかったのでエルヴィラを代わりに連れて行ってしまった。 エルナーニとシルヴァは国王への復讐を共に誓い、角笛を合図に命を差し出すことを約束する。

第3幕

カルロ大帝の墓前で、国王は反逆者たちに対する怒りを歌う。 反逆者たちが集まり、エルナーニが国王暗殺者に決まった。シルヴァは暗殺の役を代わってくれるなら 例の角笛を渡そうというが、エルナーニはその申し出を断った。 国王暗殺の行動を起こそうとしている時に、国王とその従者が現れる。 従者は国王が神聖ローマ皇帝に選ばれたことを告げ、反逆者に厳しい罪を負わせることを宣言する。 しかし、エルヴィラの願いにより全員が許され、エルヴィラとエルナーニとの結婚も許す。 面目をつぶされたシルヴァは一人復讐を誓う。

第4幕

エルナーニとエルヴィラの婚礼の祝宴が行われている。 夜も更けて、祝宴を抜け出した二人はバルコニーで愛を語っている。そこに聞こえてくる角笛の音。 仮面をつけたシルヴァが現れ、角笛が鳴れば命を差し出す約束を迫る。 観念したエルナーニは自分の胸を短剣で突き刺した。哀しみのあまりエルヴィラも気絶する。