ジュゼッペ・ヴェルディ
Giuseppe Verdi (1813~1901)
ヴェルディの生涯
宿屋兼雑貨商の息子として、パルマ公国ブッセート市レ・ロンコレ村に生まれる。
幼少の頃より音楽が好きで、村のオルガン引きに手ほどきを受け、12歳で教会のオルガン奏者になった。父の知り合いである金持ちのバレッツィに見込まれ、住み込みで奉公しながら、田舎町に住みながら最良の音楽教育を受ける。
18歳の時、バレッツィの援助でミラノに留学、ラヴィーニャに師事して作曲を勉強し、21歳で故郷に戻る。ここで、再びバレッツィに世話となり、23歳でバレッツィの娘マルガリータと結婚する。処女作『オベルト』(25歳)を作曲し、スカラ座での上演を成功させたが、その年から毎年、娘、息子、妻が他界し絶望の淵にたたされた。
絶望のどん底にいたヴェルディにスカラ座の支配人が『ナブッコ』(29歳)の台本を与え作曲させ、これが大成功を収める。続けて、『イ・ロンバルディ』(30歳)、『エルナーニ』(31歳)と発表し、その激しい音楽と力強い合唱曲が当時の愛国運動にぴったりだったため、愛国の作曲家となった。
この頃、ナブッコの初演でアビカイッレを演じたソプラノ歌手、ジュゼッピーナに『マクベス』(34歳)をプレゼントして、パリに住まわせる。これ以後、ヴェルディはパリとイタリアを往復しながら次々と作品を発表していく。ヴェネツィアで初演された『リゴレット』(38歳)で世界的な名声を得て、オペラ界にその名を知らしめた。 そして、ローマで初演された『イル・トロヴァトーレ』(40歳)、ヴェネツィアでの『椿姫』(40歳)が認められ、ここにヴェルディのオペラ・セリアの三大傑作が生まれた。
この後も続けて作品を発表し、晩年には23歳年下の愛人シュトルツに影響を受けて、『オテロ』(74歳)、『ファルスタッフ』(80歳)を発表、イタリアオペラの傑作を世に送り出した。1901年、88歳でシュトルツに見取られてこの世を去った。
ヴェルディの代表作品
| ナブッコ | Nabucco | 1842年 |
| エルナーニ | Ernani | 1844年 |
| マクベス | Macbeth | 1847年 |
| リゴレット | Rigoletto | 1851年 |
| イル・トロヴァトーレ | Il Trovatore | 1852年 |
| 椿姫 | La Traviata | 1853年 |
| シチリア島の夕べの祈り | I Vespri Siciliani | 1855年 |
| シモン・ボッカネグラ | Simon Boccanegra | 1857年 |
| 仮面舞踏会 | Un Ballo in Maschera | 1858年 |
| 運命の力 | La Forza del Destino | 1862年 |
| ドン・カルロ | Don Carlo | 1866年 |
| アイーダ | Aida | 1870年 |
| オテロ | Otello | 1886年 |
| ファルスタッフ | Falstaff | 1892年 |