エフゲニー・オネーギン
作品紹介
- 作曲年 1877~78年
- 初演年 1879年
- 原作 アレクサンドル・プーシキン
- 台本 コンスタンチン・シフロスキー
- 構成 3幕
- 上映時間 約2時間20分
登場人物
- タチヤーナ【S】地主ラーリナ家の娘
- オリガ【Ms】タチヤーナの妹
- レンスキー【T】オリガの婚約者
- エフゲニー・オネーギン【Br】レンスキーの友人
ストーリー
第1幕
農場を経営するラーリナ家には、2人の娘、夢見がちの姉タチヤーナと現実的なオリガがいる。 収穫期のある日、オリガと恋仲の隣人レンスキーが、友人オネーギンを連れてやって来た。 レンスキーはオリガへの変わらぬ愛を歌い、一方タチヤーナは、インテリ青年のオネーギンに一目惚れする。 恋心を抱いた彼女は、その夜なかなか寝付けず、乱れる心の内を手紙に熱くつづっていく。 やがて夜が明け、タチヤーナはラブレターを乳母に託す。 しかし現れたオネーギンは冷ややかに「君は私には妹のような存在」と真剣なタチヤーナの告白を 受け付けない。
第2幕
数ヶ月後、タチヤーナの命名日を祝う舞踏会が催される。 オネーギンも出席するが、女性客に陰口をたたかれて機嫌が悪く、腹いせに友人レンスキーの 婚約者オリガとしきりに踊ってあてつける。面白くないレンスキーは、オネーギンと口論を初め、 ほんのからかいから発した喧嘩が、決闘へとエスカレートする。舞踏会は台無しになる。 さて、決闘の当日、レンスキーは介添え人とオネーギンを待つ間、短い人生を惜しむ詩をしたためる。 ピストル片手に向き合う二人。銃声が聞こえ倒れるレンスキー。 オネーギンは友の死に呆然とする。
第3幕
数年後、グレーミン公爵邸の舞踏会に、外国旅行から帰ったオネーギンが現れる。 やがて公爵が、社交界の花形である奥方を伴って登場する。 その夫人こそ、オネーギンがかつて振った冴えない田舎娘のタチヤーナだった。 何も知らない公爵はオネーギンの前で、妻への愛を歌い上げる。 美しくなったタチヤーナに恋の炎が燃え上がったオネーギンは、タチヤーナにどうしても会いたいと 申し出る。初恋の時を思い出した彼女は激しく動揺し、「なぜ今頃になって?」と問う。 オネーギンは「今は心から愛している」と訴えるが、タチヤーナは葛藤の末に「過去は呼び戻せない」 と彼の願いを退けて去っていく。残されたオネーギンは恥辱と惨めな運命に叫び嘆く。