エディプス王

作品紹介

登場人物

ストーリー

第1幕

テーバイ市に疫病がまんえんしている。 市民たちはエディプス王に、疫病から人々を救うよう懇願する。 かつてエディプス王はスフィンクスを退治してこの町を救った英雄なのだ。 エディプスは市民に疫病からの救出を約束する。 王妃の弟クレオが来て、信託を伝える。 「先王ライオスの殺害者がテーバイに潜んでいる、その男を見つけ出し追放せよ、 テーバイをその汚れから清めよ」と。 エディプスは人々に、罪人を追放しテーバイを清めることを約束する。 人々は預言者ティレシアスに、神が何を求めるのか尋ねるが、ティレシアスは「語れば罪になる、 語ることは許されない」と拒む。エディプスは「語らなければお前が殺害者となる」と彼をとがめる。 やむなく預言者は神のお告げを話す。「ライオス王の殺害者はエディプスだ」。 エディプス王がライオス王を殺したと神が告発している。王はテーバイから追放されねばならない。 エディプスは王位を狙うクレオの陰謀だと言う。自分はスフィンクスの謎を解いて人々を救い、 人々は自分を王にした。ねたむものが王を滅ぼそうとしている。人々は王妃を迎える。

第2幕

王妃イオカステが現れ、王子たちの争いを諭し、予言は信じられないと歌う。 ライオス王は自分の息子に殺され妃を奪われると予言されていた。 しかし彼はデルフォイに行く三叉路で盗賊に殺されたのだ。 それを聞いてエディプスは急に不安になる。彼はコリントスからやって来たとき、三叉路で一人の老人 を殺していた。真実を知らねばならないと、事件の目撃者が呼ばれる。 そこへコリントスから使者が来て、エディプスの父ポリュボス王の死と、老王が彼の実父でないことを 告げる。使者は昔、山中で足にピンを刺された赤子エディプスを見つけ、王に渡したと言う。 イオカステは驚き、その場を去る。目撃者の羊飼いは昔、父と母によって足をピンに刺された赤子を 山中に捨てた、その子はライオスとイオカステの息子という。全てが明らかになる。

エピローグ

人々は「イオカステが宮殿で死に、エディプスは彼女のピンで自分の両目を潰した、 彼は我とわが身を呪いつつ去っていく」と歌う。