影のない女
作品紹介
- 作曲年 1914~17年
- 初演年 1919年
- 原作 オリジナル
- 台本 フーゴ・フォン・ほーフマンスタール
- 構成 3幕
- 上映時間 約3時間15分
登場人物
- 皇帝【T】
- 皇后【S】霊界の大王の娘
- バラク【Br】染物師
- 妻【S】バラクの妻
ストーリー
第1幕
皇后は霊界の王の娘で影を持たない。 影は人間性の象徴でこれがないと子供を生めず、そのままだと皇帝は石に化してしまうという掟があった。 皇后は乳母とともに影を求めて人間界に下る。
染物師バラクの家には体の不自由な兄弟が3人いた。 毎日喧嘩をする兄弟に妻は嫌気がさし、もう子供を生みたくないと考えるようになった。 天界から皇后と乳母がやってきて、「子供を生むのを諦めれば、3日仕えた上で贅沢な暮らしを約束する。」 と妻に持ちかける。バラクが家に戻ると妻は明日から親戚が来ると話す。
第2幕
皇后は下女として働いている。バラクが出かけると魔法で妻の好みの男を出してやる。 夫を裏切ったと悩むバラクの妻。バラクが帰ると妻は、不実を働いたと嘘の告白をし、影を売ると言う。 怒り心頭の夫を見て彼女は愛を感じる。皇后も影を奪う気がなくなった。 突然大地が割れ、バラク夫妻は地底に飲み込まれる。
第3幕
厚い壁に隔てながらも、バラクと妻はお互いを思いやる。 天から声がして二人は階段を上がっていく。 皇后は、他人を不幸にしてまで影を手にいれることはできないと訴える。 すると、皇后の前に生命の泉があふれ出て、水を飲めば影を手に入れることが出来ると告げられる。 しかし、バラク夫妻の苦しむ声を聞いた皇后は水を飲まない。 奥のカーテンが開き、石になりかけた皇帝が現れても飲むことを拒否する。 すると沈黙の後、皇后に影が生まれ、皇帝も元の姿に戻った。 バラク夫妻は魔法の橋を渡って、再会を果たす。 二組の夫婦は本当の愛を知り、抱き合う。