サロメ

作品紹介

登場人物

ストーリー

第1幕

イスラエルのヘロデ王の王宮で華やかな宴が繰り広げられている。 隊長ナラボートは王妃の娘のサロメの美しさに魅了されている。 サロメは義理の父ヘロデ王の情欲に満ちた目に嫌気が差していた。 その時、空井戸の中から預言者ヨカナーンの声が響き渡る。 ヨカナーンは王と王妃を侮辱した罪で空井戸の底に幽閉されているのだ。 サロメはその声に興味を持ち井戸をのぞくため外に出てくる。 幽閉されている予言者をひとめ見たいと思ったサロメは、ナラボートを誘惑し予言者を連れ出させた。

ヨカナーンはヘロデと王妃を非難するが、サロメは彼に魅了されキスを迫る。 ありとあらゆる誘惑を使い魅了させようとするなか、ナラボートは嫉妬と恐怖から自らの胸に剣を刺し自害する。 ヨカナーンは淫らな娘を睨みつけ、自ら空井戸の中へ戻っていく。

ヘロデ王はサロメを探しに来てナラボートの血を踏む。 井戸の中からヨカナーンの警告が続き、淫乱な女サロメを殺せと言う。 不安をはらすべく、王はサロメに踊りを命ずる。 サロメは拒否したが、どんな褒美でも叶えるというので、官能的な踊りを踊った。 そして、サロメが望んだものはヨカナーンの生首だった。 サロメを怖れた王はこれを拒否するが、王妃が王の指から指輪を抜き取り、命令の印として兵士に手渡す。 間もなく、サロメの前に銀の皿に乗ったヨカナーンの生首が運ばれてくる。 彼女はその生首に陶酔の表情でキスし欲情する。あまりの情景に王はサロメを殺せと兵士に命じる。