スペインの時
作品紹介
- 作曲年 1907年
- 初演年 1911年
- 原作 フラン・ノアン
- 台本 原作者ノアン
- 構成 1幕
- 上映時間 約1時間
登場人物
- コンセプシオン【S】時計屋の女房
- トルケマダ【T】時計屋
- ラミーロ【Br】ロバ引き
- ゴンザレフ【T】学生
- イニーゴ【B】銀行家
ストーリー
第1幕
スペインの町トレド。 時計屋を営むトルケマダの所にロバ引きのラミーロが、父の形見である時計の修理にやって来る。 トルケマダの女房コンセプシオンがやって来て、夫に時計台を直しに行くように告げる。 トルケマダはラミーロに待っているように言って、時計台を直しに出かける。 実は、コンセプシオンは学生のゴンザレフと浮気をしており、もうすぐ彼との逢引の時間。 トルケマダは追い出したが、ラミーロが残ってしまい具合が悪い。 そこで、ラミーロに大時計を二階に運んでもらい、その隙に逢引することにした。
ラミーロが時計を二階に運んでいる間に、ゴンザレフが登場する。 時間がないからと苛つくコンセプシオンだが、ゴンザレフは恋を歌うのに熱中している。 そこへ、ラミーロが戻って来る。やっぱり別の時計に変えたいので、今運んだ時計を戻すように言う。 ラミーロが二階に戻った隙に、ゴンザレフをもう一つの時計の中に隠す。
そこへ、銀行家のイニーゴがやって来てコンセプシオンを口説く。 最初に運んだ時計を持ってラミーロが戻って来る。 今度はゴンザレフが隠れた時計を運ぶように言うと、コンセプシオンと一緒に二階に去る。 一人になったイニーゴは、ふざけて時計の中に入ってしまう。 何度も時計を運ぶラミーロの逞しさに惚れたコンセプシオンは彼をベットに誘う。
時計台の修理から帰ってきたトルケマダを含めて、5人が集合し、「役に立つ恋人を一人選べ」と合唱して幕となる。