トゥーランドット
作品紹介
- 作曲年 1924年
- 初演年 1926年
- 原作 カルロ・ゴッツィ
- 台本 レナート・シモーニ
- 構成 3幕
- 上映時間 約2時間
登場人物
- トゥーランドット【S】 中国の女王
- リュー【S】 ティムールに仕える女奴隷
- カラフ【T】 ティムールの息子
- ティムール【Br】 ダッタンの元国王、今は放浪の身
ストーリー
第1幕
北京の城門前。中国の姫君トゥーランドットは絶世の美女にして残酷無比。 異国の若者が訪れると自分との結婚をえさに解明不能な謎をかけ、解けない場合はたちどころに首をはねてしまう。 犠牲者はすでに十余名に及び、今またペルシアの王子が断頭台に。 処刑見たさに集まった群衆の中で、それまで離れ離れになっていた父と子が偶然再会する。 父はダッタンの元国王で今は流浪の身のティムール、息子はカラフ。 ティムールにはカラフを密かに慕う女奴隷リュウが付き添っていた。 折りしも高楼に姿を現したトゥーランドットに魅せられたカラフは、姫の危険な罠にあえて挑むことを決意。 リュウが涙ながらに思いとどまるよう訴えても、もはや王子は聞く耳をもたなかった。
第2幕
宮殿前の広場で、三人の家臣ピン、ポン、パンが姫の行状を憂えながら、性懲りもない青年たちの最後を尊んでいる。 いよいよ姫が登場、自分の冷酷さは、先祖ロウリン姫が異国の若武者の襲撃で非業の死を遂げたことの復讐心によるものと 打ち明けた後、「謎は三つ、死は一つ」と高飛車にカラフに挑みかかる。しかし今回ばかりは完全に姫の目算外れ。 第一、第二の謎をカラフは難なく解き、第三の謎に対しても正解を言い当てる。窮地に立たされた姫に、今度はカラフが 問いを発し、夜明けまでに自分の名を付き止められれば喜んで命を差し出そうと提案する。
第3幕
宮殿内の庭、絶体絶命の姫を頂点に、北京中が異様な緊張に包まれている。 その夜、姫は都中に眠ることまかりならぬとの触れを出したのだ。 八方手を尽くしてカラフの名を探るピン、ポン、パン。 リューを引き立てて拷問に掛けるが、彼女は口を割らない。追い詰められたリュウは、氷のような姫の心も愛を知る時が来よう、 と暗示しながら、やおら衛兵の短刀を奪い、自害する。 リュウの崇高な行為に促されるかのようにカラフは姫を抱きしめ、有無を言わせず接吻。 優しさが蘇ったトゥーランドットに、カラフがそっと自分の名前を明かすと、姫は誇らかに王子への回答として、こう言い放つのだった。 「その人の名は愛!」と。