修道女アンジェリカ

作品紹介

登場人物

ストーリー

第1幕

17世紀後半のイタリアのある修道院。 礼拝が終わり、修道女たちが中庭に出てくる。 聖水盤に太陽が黄金色に輝いているのを見て、修道女は奇跡が起こると騒ぐ。 修道女の一人が蜂に刺されたと言ってやってきた医務係の修道女に、薬草に詳しいアンジェリカは 処方を教えて薬草を持たせる。

その後、アンジェリカの伯母である公爵夫人が尋ねてくる。 久しぶりの対面にアンジェリカは感動するが、伯母は冷やかな態度。 伯母は、アンジェリカの妹が結婚するので、今は亡きアンジェリカの両親の遺産を妹に相続するという 書類への署名を求めてやってきたのだった。アンジェリカは7年前に親の許さぬ子を産んだために 修道院に入れられたのだが、妹の結婚を喜び、生まれてすぐに引き離された子供の安否を尋ねる。 伯母はあの子は2年前に伝染病で死んだと告げ、アンジェリカの署名を取り付けて帰っていく。 一人になったアンジェリカは絶望し、悲観に暮れる。

修道院が夕闇に包まれるころ、彼女は薬草で毒を調合し、それを仰ぐ。 しかし突然自殺するという罪の意識に苛まれて聖母に許しを請う。 すると、天使の合唱が響いて奇跡が起こる。 修道院が光に満ち、礼拝堂の扉がゆっくり開いて、子供を抱いた聖母が現れる。 聖母は子供を母に押しやり、アンジェリカは子供を手に静かに息を引き取る。