外套

作品紹介

登場人物

ストーリー

第1幕

パリ、セーヌ川に浮かぶ伝馬船の船長ミケーレには、自分の年齢の半分にしかならない25歳の妻 ジョルジェッタがいる。船の上で妻は仕事を終えた荷役の労働者たちに酒を振舞っている。 陽気な踊りが始まり、ジョルジェッタは若いルイージと踊り始める。 ミケーレが近づいてくるので、二人は離れるが、ミケーレの機嫌は悪い。

長老格の労働者の妻フルゴーラが世間話をし、ジョルジェッタは水上の生活を捨てて陸で暮らしたいと言う。 そしてジョルジェッタは、ルイージとマッチの火を合図とする今夜の逢引の約束をする。

ルイージが去り、一人たたずむジョルジェッタ。 そこにミケーレが現れ口付けをしようとするが、妻はそれを拒み船室へ。 ミケーレは妻に男がいると感じる。彼はパイプに火をつけるためにマッチを擦る。 それを合図と間違えたルイージが現れる。ミケーレは彼を捕まえ、ジョルジェッタとの関係を白状させ ついには絞め殺してしまう。そして死体を自分の外套で包む。 夫のただならぬ様子にジョルジェッタが先ほどの態度を謝り彼の傍らに近寄る。 ミケーレは「外套はある時は歓びを、ある時は悲しみを包み隠すものだ」と言って、外套をはぎとる。 ルイージの死体を見たジョルジェッタは、悲鳴を上げるが、ミケーレは彼女を捕まえると力ずくでその顔を ルイージの顔に押し付ける。