蝶々夫人
作品紹介
- 作曲年 1903年
- 初演年 1904年
- 原作 デイヴィッド・ベラスコ
- 台本 レルイージ・イッリカ
- 構成 2幕
- 上映時間 約2時間15分
登場人物
- 蝶々夫人【S】 没落士族の娘
- スズキ【Ms】 蝶々夫人の女中
- ピンカートン【T】 アメリカの海軍士官
- シャープレス【Br】 長崎在住のアメリカ領事
- ゴロー【T】 結婚仲介人
ストーリー
第1幕
1895年頃、長崎に来たアメリカ海軍士官ピンカートンは、仲介人ゴローの紹介で、日本での寂しさを紛らわす一時の結婚相手を 身請けする手はずになっている。ゴローは彼のために日本家屋を世話し、女中を紹介する。 やがてアメリカ総領事シャープレスがやって来る。酒が入ったピンカートンは、好き勝手に行動するヤンキー気質を見せる。 シャープレスは花嫁が真剣な様子だったのを思い出し、彼の態度に困惑。 歓声が聞こえ、蝶々さんの花嫁行列がやって来る。 蝶々夫人は良家の娘だったが、父の切腹によって家は没落し、芸者に出されていたのだ。 結婚式が始まると、蝶々夫人はそっとキリスト教に改宗したことを打ち明ける。 式が終わり、祝いの宴が始まるや、怒った伯父ボンゾが神を裏切った蝶々夫人を責める。 ピンカートンは涙を流す蝶々夫人を優しく慰める。
第2幕
ピンカートンがアメリカに戻って3年、蝶々夫人は、夫の帰りを頑なに信じている。 そこにピンカートンの手紙を手にシャープレスが訪問。 一緒にやって来たゴローは、金持ちのヤマドリ公からの求婚を伝えるが、蝶々夫人に軽くあしらわれてしまう。 シャープレスは再び手紙を取り出して、ピンカートンが日本に戻って来ると告げるが、彼がアメリカ人女性と結婚したことは さすがに話せない。それとなくヤマドリ公の話を受けてはどうかと言うと、ピンカートンとの子供を見せ涙ながらに訴える。 そのとき遠くにアメリカ軍艦の砲声が。 戻って来るピンカートンのために、蝶々夫人とスズキは庭の花を部屋いっぱいに蒔いて歓迎準備をするのだが。
第3幕
翌日シャープレスとピンカートン、それにピンカートン夫人現れる。 泣きながら蝶々夫人の気持ちを訴えるスズキの態度から、後悔の念に駆られたピンカートンは逃げ去る。 そこに蝶々さんが現れ、事の真相を知る。彼女は仏壇の前で「恥に生きるより、名誉に死ぬ」ことを決心し、 短刀を喉に突き刺し倒れる。そのときピンカートンが蝶々夫人の名を呼びながら戻って来るが、彼女は息絶える。