ラ・ボエーム
作品紹介
- 作曲年 1896年
- 初演年 1896年
- 原作 アンリ・ミュルジェ
- 台本 ルイージ・イッリカ
- 構成 4幕
- 上映時間 約1時間40分
登場人物
- ミミ【S】 お針娘
- ムゼッタ【S】 マルチェッロの元恋人
- ロドルフォ【T】 詩人
- マルチェッロ【Br】 画家
- ショナール【Br】 音楽家
- コッリーネ【B】 哲学者
ストーリー
第1幕
1830年頃、パリの町はずれの安アパートの屋根裏部屋で、画家マルチェッロ、詩人ロドルフォ、音楽家ショナール、哲学者 コッリーネの貧乏な4人が、共同生活をしている。アルバイトでお金も入ったので、クリスマス・イヴくらいは街に繰り出すことに。 ロドルフォはあとから合流することになり、ひとり仕事をしていると、階下のお針子ミミが、消えたローソクの火を貰いに入ってくる。 暗闇のなかで手が触れ合い、二人は恋に落ちる。階下のロドルフォを呼ぶ声に、二人は寄り添って街へ出る。
第2幕
パリ、カルチェ・ランタンのカフェ・モミュス広場に集まる人々の賑やかな声。 カフェでミミたち5人が食事を始めたところに、マルチェッロの昔の恋人ムゼッタが、荷物を抱えた老紳士アルチンドーロを お供に別のテーブルに着く。始めは無視していたマルチェッロもいたたまれなくなり喧嘩になるが、最後はよりを戻し、 ムゼッタはパトロンにカフェの支払いを押し付け、皆と雑踏のなかに消える。
第3幕
3ヶ月後の雪の降る明け方、アンフェール門の税関の前。 胸を患っているミミが、酒場に住み込んでいるマルチェッロを尋ね、近ごろ冷たいロドルフォのことを相談する。 ロドルフォが酒場から出てきたのでミミは物陰に隠れ、ロドルフォがマルチェッロに「本当はまだミミのことが好きだが、 自分は貧乏だから病弱な彼女をどうすることもできない」と打ち明けるのを立ち聞きしてしまう。 ミミは、愛するロドルフォのためにも身を引こうと決心、二人にはつらい別れとなるが、一方酒場の中では浮気なムゼッタと マルチェッロが罵り合いを始めた。
第4幕
第1幕と同じ屋根裏。 恋人と別れたロドルフォとマルチェッロが過去を懐かしんでいると、ムゼッタが、瀕死のミミを連れて慌しく飛び込んで来る。 皆はミミの薬代を作ろうと出て行き、残されたロドルフォとミミは固く抱き合う。 だが再び激しく咳き込むミミ。いったんはマフを手に喜ぶミミだったが、その手からマフが落ちる。 静けさに異変を感じたロドルフォはミミのベッドに駆け寄り、その亡骸に崩れ落ちる。