マノン・レスコー

作品紹介

登場人物

ストーリー

第1幕

18世紀フランス、アミアンの旅籠前。 純情だがあだっぽい性格の娘マノンは、父の意向による気の進まない修道院入りを控えて、兄レスコーと共に駅馬車から降り立つ。 青年騎士デ・グリューは、彼女に一目ぼれし、強引に夕べの再会を約束する。 だが馬車に乗り合わせた好色な老銀行家ジェロントも彼女に目をつけていた。 彼はレスコーがカードに熱中している隙に、マノンを連れ去ろうと企むが、デ・グリューは老人の裏をかき、マノンを誘い出すことに成功、 二人でパリを目指す。ジェロントは悔しがるが、妹の奔放な気質を知るレスコーは、ほどなく貧乏暮らしに飽きて銀行家の許へ走るだろうと したり顔。

第2幕

パリのジェロント邸。レスコーの予測通り、ジェロントの愛妾となったマノンだったが、訪れた兄に彼女は豪華な暮らしの空しさを訴え、 ささやかな愛の生活を懐かしむ。そこへ密かに現れたのはデ・グリュー。 再開した二人が愛を確かめ合っていると、いつの間にか傍らにジェロントが。 面目をつぶされた老人は復讐としてマノンの姦通を警察に告発した。 驚いたレスコーが事態を報せにきたが、マノンは憲兵に捕らえられる。

第3幕

港町ル・アーヴルの広場。 新大陸へ流される囚人たちの仮獄舎にマノンも捕らわれている。 何とか彼女を救おうと追ってきたデ・グリューとレスコー。 鉄格子の窓越しにかろうじて話すことはできたものの、騒ぎを起こして妹の奪回を図ったレスコーの企みが失敗し、 マノンは流刑船に乗せられることになった。こらえきれず彼女に突進するデ・グリュー。 その情熱と哀れさにほだされた船長の温情で、デ・グリューの流刑地への同行が許される。

第4幕

ニューオリンズの荒野。脱走したマノンとデ・グリューを待ち受けていたのは恐ろしい飢えと渇き。 高熱を発したマノンを残し、デ・グリューが水を探しに出かけると、彼女は死を予感し、絶望を歌う。 デ・グリューは何も見つけられずに戻り、マノンは腕の中で息を引き取る。