ホヴァーンシチナ
作品紹介
- 作曲年 1872~80年
- 初演年 1886年
- 原作 ロシアの史実
- 台本 作曲者
- 構成 5幕
- 上映時間 約2時間50分
登場人物
- イワン・ホヴァンスキー【B】銃兵隊長官
- ドシフェイ【B】分離派の指導者
- アンドレイ【T】イワンの息子
- マルファ【Ms】分離派の修道女
- ゴリーツィン【T】皇女の家臣
- シャクロウィートゥイ【Br】ピョートル帝側の貴族
ストーリー
第1幕
世はピョートル帝のロシア。 先帝亡き後、第一王位継承権のあるイワン・ホヴァンスキーは病弱を理由に帝位をピョートルに奪われている。 これが原因で暴動が起きたその翌日。 貴族のシャクロウィートゥイが現れ、ホヴァンスキー親子が謀反を企てているという内容の密告書を書いている。 銃兵隊長官のイワン・ホヴァンスキーの行進が行われている。 行進が去った後、イワンの息子アンドレイが町の娘を追いかけながら登場。 その様子を昔アンドレイと恋仲だった修道女のマルファが見ている。
第2幕
息子アンドレイを帝位にと思うイワン。 分離派の指導者ドシフェイは、新正教徒派であるピョートル帝を邪魔に思っている。 ピョートル帝を退け、権力を手に入れたいゴリーツィン。 三人の利害が一致して手を組むことになる。
第3幕
ピョートル帝側の貴族シャクロウィートゥイが現れ、祖国を憂いている。 ピョートル帝の軍が、銃兵隊に攻め込んだとの知らせがはいるが、まだ時期が早いとして動かないイワン。 兵士たちは不安になってくる。
第4幕
イワンが食事をしているとゴリーツィンが現れ、危険が迫っていることを知らせる。 しかしイワンは本気にせず、耳をかさない。 そこへシャクロウィートゥイが、皇女の伝言を持ってやって来る。 皇女に会うため身支度を始めたイワンだったが、隙をつかれて暗殺者に刺され絶命する。 ゴリーツィンは国中を引き回された後、流刑になる。 ピョートルは分離派教徒の根絶やしに本格的に乗り出し、ドシフェイらに迫る。 マルファとアンドレイは窮地に立ちながら逃走する。
第5幕
負けが濃厚となったので、ドシフェイは仲間に自害を呼びかける。 火に包まれる僧院のなかで、マルファとアンドレイは一緒に燃え尽きようと語る。 ピョートルの兵士たちは、炎につつまれる僧院をみて、あまりの壮絶さに言葉を失う。