後宮からの逃走
作品紹介
- 作曲年 1781~82年
- 初演年 1782年
- 原作 クリストフ・ブレッツナー
- 台本 ゴットリープ・シュテファニー
- 構成 3幕
- 上映時間 約2時間10分
登場人物
- ベルモンテ【T】太守の敵の息子
- コンスタンツェ【S】ベルモンテの許婚
- ブロンデ【S】コンスタンツェの侍女
- ペドリッロ【T】コンスタンツェの下僕
- オスミン【B】太守の番人
ストーリー
第1幕
ベルモンテの許婚コンスタンツェ、その侍女ブロンデ、下僕ペドリッロは航海中に海賊にさらわれ トルコ太守セリムの後宮に軟禁されている。 ベルモンテは彼らを救出するためトルコの後宮の前までやって来るが、番人のオスミンに侵入を妨げられる。 運良くペドリッロに再会を果たしたベルモンテは、二人で救出の作戦を立てる。
セリムがコンスタンツェを伴って登場し、彼女に求愛するが、彼女はベルモンテと引き離されたことを嘆く。 セリムの前に建築技師に扮したベルモンテが現れ、雇ってもらうのに成功し宮殿に入ることができた。
第2幕
番人オスミンはブロンデに思いを寄せており、彼女に言い寄るが相手にされない。 しばらく二人の言い争いが続くが、オスミンは諦めてその場を去る。 ペドリッロはオスミンに酒をすすめ、二人で酒神バッカスを讃え、歌う。 実は酒には眠り薬が混ぜてあり、しばらくしてオスミンは眠ってしまう。 その間にベルモンテとコンスタンツェは再会し、喜ぶ。
第3幕
そして4人は脱走を始めるが、目を覚ましたオスミンに見つかり捕まってしまう。 勝ち誇ったオスミンは得意になって歌を歌う。 太守が現れコンスタンツェを責める。 そこでベルモンテがスペインの名門の家柄で身代金を払うから許して欲しいと言う。 しかし、太守の敵の息子であることが判明し形勢が危うくなってしまった。 恋人たちは死を覚悟し、共に愛を確かめ合う。 しかし太守は「憎しみに対して憎しみをもって報いない」と言い、4人を自由の身として帰国させることを宣言する。 そしてベルモンテに父を凌ぐ人間になるように諭し、船で送る。トルコ近衛兵たちが太守の徳を讃える中、幕となる。