ポッペアの戴冠
作品紹介
- 作曲年 1642年
- 初演年 1642年
- 原作 タキトゥス「ローマ年代記」
- 台本 ジャン・フランチェスコ・ブゼネッロ
- 構成 プロローグと3幕
- 上映時間 約2時間30分
登場人物
- ポッペア【S】オットーネの妻
- ネローネ【B】ローマ皇帝
- オットーネ【A】ポッペアの夫
ストーリー
プロローグ
「幸運」「美徳」「愛」を司る三人の女神が現れそれぞれの力について話をしている。 愛の女神が、自分こそ最高の力を持っていることをお見せしましょうと言う。
第1幕
ローマの将軍オットーネが戦地から帰還すると、彼の家の前に皇帝ネローネの衛兵がいる。 オットーネの妻ポッペアは皇帝ネローネに皇后にすると約束して彼女の家を去っていく。 彼女の乳母ナルナルタは今の皇后があなたに復讐しようとしているから気をつけるように助言するが、 ポッペアは笑って気に留めない。 皇帝の宮殿では、皇后オッターヴィアが夫の浮気を嘆いている。 哲学者のセネカに相談するが、忍耐が必要だと彼は説く。セネカの前にネローネが現れ、皇后と離婚し ポッペアと結婚する意志を伝える。反対するセネカを宮廷から追放するネローネ。 ポッペアの屋敷の外。バルコニーの妻に向かってオットーネは彼女の不貞を訴えるが、ポッペアは 相手にしない。オットーネはいまだ妻を忘れることができないでいた。
第2幕
セネカの家。皇帝からの自殺命令が下り、家族や友人の制止も空しく彼はこの世に別れを告げる。 宮殿では、邪魔者のセネカの死を祝う会が開かれている。ポッペアとネローネも共に歓びを歌う。 不貞の妻を殺そうと思いながら、彼女を愛しているがためためらっているオットーネ。 そこへオッターヴィアがポッペアを殺すように命令を下す。皇后の侍女に変装したオットーネは 宮殿に向かった。宮殿では何も知らないポッペアが危険も知らずに寝ている。 ポッペアを暗殺しようとするオットーネが現れるが、愛の女神にさえぎられ彼は逃げ出す。
第3幕
皇后の侍女がオットーネの代わりに、ポッペア暗殺未遂の犯人として捕らえられる。 ネローネは彼女に死刑を命ずるが、オットーネが現れ自分が真犯人だと名乗り出る。 ネローネは二人を国外追放し、更に事件に関与した皇后オッターヴィアも永久追放とした。 すべての障害が取り除かれ、ネローネとポッペアは一緒になれる喜びを歌う。 やがてポッペアの戴冠式が盛大に行われ、王宮の役人たちが祝福する。 ネローネとポッペアの愛の二重唱で幕となる。