ウェルテル
作品紹介
- 作曲年 1887年
- 初演年 1892年
- 原作 ゲーテ
- 台本 エドアール・ブロー
- 構成 4幕
- 上映時間 約2時間
登場人物
- ウェルテル【T】若い詩人
- シャルロット【Ms】法務官の長女
ストーリー
第1幕
7月、法務官は子供たちにクリスマスの歌を教えている。 若き詩人ウェルテルがシャルロットを舞踏会にエスコートするためにやって来る。 彼は、小さな弟と妹たちの世話をするシャルロットの姿に心を打たれる。 法務官たちが出かけた後、旅から戻ったシャルロットの許婚であるアルベールはソフィーから、 留守中も姉の愛は変わらず、婚礼の準備に忙しかったと聞き満足して帰る。 夜が更け、ウェルテルと共に帰宅したシャルロットはアルベールの帰郷を知る。 ウェルテルは彼女に愛を告白するが、亡き母の望んだ婚約者がいると聞かされ絶望する。
第2幕
9月の日曜日、仲睦まじく教会に現れた新婚2ヶ月目になるアルベールとシャルロット夫婦を見て、 ウェルテルは苦しむ。アルベールは自分の妻に対する彼の愛を知りながらも友情を示し、ウェルテルを 慕うソフィーとの結婚を勧める。独りになったウェルテルは教会から出てきたシャルロットに 変わらぬ愛を訴える。しかし彼女は毅然として拒む。が心の底で彼を愛するシャルロットは、 クリスマスの祝宴に来るように言い残して去る。絶望のあまり永遠の別れを決意するウェルテル。 ソフィーにそれを告げて走り去る。妹から事情を聞きシャルロットは複雑な思いにとらわれる。
第3幕
クリスマス・イブ。 シャルロットは、失って初めてのウェルテルの存在の大きさに気づき、旅先からの手紙を読みながら悲しむ。 姉を慰めようとしたソフィーはなすすべもなく出て行く。 突然現れたウェルテルは「オシアンの詩」に思いを託す。 感動し涙ぐむシャルロットは、彼を思わず抱きしめる。 理性を取り戻し別れを告げて去るシャルロットに、ウェルテルはついに自殺を決意し、その場を去る。 妻に不信を抱いたアルベールは「旅に出るからピストルを貸して欲しい」というウェルテルの願いを 聞き入れて召使にもたせる。
第4幕
不吉な予感を抱いてウェルテルの家に駆けつけたシャルロットは、ピストル自殺を図って瀕死の ウェルテルに必死で呼びかける。 助けを求める彼女を制して、このままでと頼む。 愛を告白する彼女の言葉を喜び、ウェルテルは愛する女性の胸に抱かれて息を引き取る。