道化師
作品紹介
- 作曲年 1892年
- 初演年 1892年
- 台本 作曲者自身
- 構成 2幕
- 上映時間 約1時間20分
登場人物
- カニオ【T】 旅芸人一座の座長、道化師
- ネッダ【S】 カニオの妻で女優
- トニオ【Br】 一座の三枚目役
- シルヴィオ【Br】 村の若者
- ペッペ【T】 一座の色男役
ストーリー
第1幕
南イタリアの村はずれ。旅芝居一座の座長カニオが、人寄せに務めている。 彼は、美人の細君ネッダにちょっとでも男が近づくとピリピリするほどぞっこんだ。 でもネッダの方は、密かにこの村の若者シルヴィオと通じており、亭主の存在がうっとうしくてならない。
一方、ネッダにこっそり近づいた座員トニオは、彼女にけんもほろろにあしらわれ、仕返しを心に誓う。 そこへシルヴィオが現れ、ネッダとの駆け落ちを約束する。盗み聞きしていたトニオは早速カニオにご注進。 出番が近づき、怒りをお白粉の下に隠しながら、カニオは道化の悲哀を歌う。
第2幕
今宵の芝居は、カニオ扮するパリアッチョの寝取られ物語。 幕が開くと、ネッダ演じる浮気な細君コロンビーナが、情夫と密会を楽しもうというところ。 舞台袖にいたカニオは昼間の浮気現場を重ね合わせて度を失い、芝居がいつしか現実の修羅場に。 迫真の演技に狂喜する観客。シラをきり続けるネッダに、われを忘れたカニオはナイフでネッダを刺し、 駆け寄ってきたシルヴィオも刺す。呆然自失の様子で、「喜劇は終わりました」とつぶやく。