こうもり
作品紹介
- 作曲年 1873年
- 初演年 1874年
- 原作 アンリ・メイヤック
- 台本 リヒャルト・ジュネ
- 構成 3幕
- 上映時間 約2時間30分
登場人物
- アイゼンシュタイン【T】裕福な銀行家
- ロザリンデ【S】アイゼンシュタインの妻
- アデーレ【S】女優志願の小間使い
- フランク【Br】刑務所長
- オルロフスキー公爵【T】ロシアの若い貴族
ストーリー
第1幕
小間使いアデーレは、姉イーダから夜会に誘われ、何とか外出許可を得ようと思案する。 ロザリンデ夫人のところには、どうもさっきから昔の恋人アルフレートが夜這いに来ている模様。 さて当家の主人アイゼンシュタインが、弁護士を怒鳴りながら帰ってくる。 酔っ払って公務員を侮辱した彼は、弁護士の不手際で禁固刑が延びてしまったようだ。 続いて登場したファルケ博士に「刑務所に入る前に、奥方には内緒で舞踏会で気晴らしを」 と誘われ、燕尾服に着替え大げさに妻に別れを告げて出て行く。 再びアルフレートが現れ、刑務所長フランクが現れ、当家の主人と間違えてアルフレートを連行する。
第2幕
豪華な夜会の主催者オルロフスキー公爵に、ファルケが「今夜の余興はこうもりの復讐です」 とささやく。まずはアデーレがイーダと共に現れ、続いてアイゼンシュタインがフランス貴族 ルナール侯爵と名乗って登場する。 アイゼンシュタインは、変装したアデーレを女優オルガとして紹介する。 ロザリンデも仮面をつけてハンガリーの伯爵夫人を装って登場、アイゼンシュタインがまさか 我が妻とは知らず、いつものやり口で口説くが、逆に時計を巻き上げられてしまう。 騎士シャグランことフランク所長まで現れ、侯爵邸には変装の客たちが勢ぞろい。 これらはすべてファルケの仕込み。宴が最高潮に達したときに、やがて朝6時の鐘が鳴りアイゼンシュタイン とフランクは仲良く退散する。
第3幕
看守フロッシュは朝から酒に酔っている。 フランク所長も夜会から千鳥足で帰ってくる。女優志願のアデーレも到着する。 そして、二日酔いのアイゼンシュタインが出頭してくると、牢にはすでに自分が入っているのを見て驚愕する。 身代わりの正体を知ろうと弁護士を買収して変装する。 そこへ、何とかうまくアルフレートを逃がそうとやってきたロザリンデは、夫とは知らず弁護士に相談する。 怒ったアイゼンシュタインが正体を現し、妻の不貞を詰問すれば、夫人は例の巻き上げた時計を取り出して 反撃する。そこにファルケが現れて、すべては自分が仕組んだことと打ち明ける、そしてそれこそ こうもりの復讐であると説明。夫婦は仲直りをし、皆も乾杯をして幕となる。