オペラの歴史

オペラの始まりは?

ルネッサンス期のイタリアの地図

オペラは16世紀末、ルネッサンスが下火になった頃、フィレンツェで生まれました。 1597年フィレンツェの貴族ヤーコポ・コルシ伯爵の旧邸宅で最初のオペラ「ダフネ」が上演されたのです。現在、「ダフネ」の楽譜は残っておらず、作品がどのようなものかは分かっていません。

楽譜が現存する最古のオペラ「エウリディーチェ」が1600年の10月に、フィレンツェの君主メディチ家の娘とフランス国王の婚約発表の場で上演されたといいます。 もともとオペラは、宮廷の祝典でも重要なお祝い事、例えば結婚式や王の戴冠式など、を祝うためのものでした。

市民に広まるのはもう少し後になって、マントヴァ公国の宮廷楽士長であったモンテヴェルディがヴェネツィアに招かれてからのこと。 もともと劇場文化が盛んであったヴェネツィアは、1637年に初めての市民オペラ劇場を作り、ここから宮廷だけで行われていたオペラが市民にも広まってきました。

オペラが日本に広まったのは

日本では、江戸時代から明治初期にかけて、在日の外国人たちが、オペレッタやオペラの一部を上演していました。

そして、日本人によるオペラは、明治36(1903)年、グルックの「オルフェオとエウリディーチェ」の公演が始めてでした。 当時の日本の作曲家は、外国文化への憧れから、次々とオペラの作曲に取り掛かっています。 明治時代には、海外の歌劇団がやって来て、オペラの名作を数多く上演するようになりました。 1997年には日本初のオペラハウス、新国立劇場が完成し、日本のオペラ活動の中心として活躍しています。