ファウスト
作品紹介
- 作曲年 1857~9年
- 初演年 1859年
- 原作 ゲーテ
- 台本 ジュール・バルビエ
- 構成 5幕
- 上映時間 約3時間30分
登場人物
- ファウスト博士【T】老哲学者
- メフィストフェレス【B】悪魔
- マルグリット【S】ファウストが愛する乙女
- ヴァランタン【Br】マルグリットの兄
- ジーベル【Ms】村の若者
ストーリー
第1幕
老哲学者ファウスト博士は、恋をすることもなく学問にいそしむばかりだった空しい人生を悔い、 神を呪い、自暴自棄に悪魔よ来たれと叫ぶ。 そこに現れた悪魔メフィストフェレスに、美しい女性の幻影を見せられた彼は 「青春と引きかえにあの世で悪魔に仕える」という契約を交わしてしまう。 メフィストの差し出す杯を傾けると、彼は一気に若返る。
第2幕
出征を前にしたマルグリートの兄ヴァランタンが、残していく妹の身を案じ、友人シーベルに託す。 メフィストが現れ、奇怪な歌を披露するので、人々は彼が悪魔なのではないかと不気味がる。 一方、悪魔に同行してきたファウストは、幻影と同じ姿のマルグリートに一目惚れしてしまう。
第3幕
シーベルが、マルグリートの家に花束を置いて去るが、メフィストがそれを枯らしてしまう。 ファウストは宝石のプレゼントでマルグリートの家に入るのに成功、彼女の暮らしぶりを見て感動する。 彼女は糸を紡ぎながら歌い、祭りの日に声をかけられたファウストを偲ぶが、宝石箱に気づくと恍惚となる。 ファウストはメフィストの手引きで彼女を口説きにかかり、彼女も愛を受け入れる。
第4幕
一年後、マルグリートはファウストの子供を身篭るが、無情にもファウストは彼女を捨ててしまう。 彼女は教会で祈るが、メフィストに邪魔され気絶する。街では、ヴァランタンが凱旋してくる。 ヴァランタンは不在中に妹が妊娠させられたことに怒り、ファウストに戦いを挑むが、メフィストの助力もあって 倒されてしまう。
第5幕
ヴァルプルギスの夜。 酒池肉林の騒ぎにファウストが、メフィストに連れて来られる。 彼は、魔女達の艶かしい踊りに魅了されながらも、マルグリートへの思いを捨てきれず戻る決心をする。 絶望のあまりファウストとの子供を殺してしまったマルグリートは、牢で死刑を待つ哀れな身。 戻ってきたファウストは共に逃げることを勧めるが、彼女は拒む。彼女は神に救いを求めて息絶える。 天使の合唱が彼女の魂の救済を告げ、祈るファウスト。 そして、メフィストは大天使の剣によって倒される。