愛の妙薬
作品紹介
- 作曲年 1832年
- 初演年 1832年
- 原作 スクリーブ
- 台本 フェリーチェ・ロマーニ
- 構成 2幕
- 上映時間 約2時間
登場人物
- ネモリーノ 村の若者
- アディーナ 村一番の美人で地主の娘
- ベルコーレ 伊達男の軍曹
- ドゥルカマーラ インチキ薬売り
- ジャンネッタ 村の若い娘
ストーリー
第1幕
19世紀のバスク地方の小さな村。農場主の娘アディーナが村人たちに囲まれて本を読んでいる。 村の若者ネモリーノは彼女の美しさを讃えるが、愛を告白する勇気がないことを嘆く。 一方アディーナは「トリスタンとイズー」の物語のような愛の妙薬があったらと歌う。 太鼓の音とともにベルコーレ軍曹が登場、アディーナに花を捧げ、愛をささやく。 更に結婚を迫るが、彼女はすぐには承諾しない。軍曹や村人が去った後、ネモリーノはアディーナに求愛するが、 病気のおじさんを見舞ったら、とつれない返事。
広場にインチキ薬売りのドゥルカマーラが到着、村人に薬を売りまくる。 愛の妙薬が欲しい欲しいというネモリーノには、一日後に効き目が現れると安いワインを売りつけた。 ネモリーノは早速薬を飲み干し、陽気になってつい大きな態度に。 気を悪くしたアディーナはあてつけにベルコーレの求愛を受けてしまう。 慌てたネモリーノは、式は明日まで待ってくれと頼むが聞き入れられず、村人たちに馬鹿にされるばかり。
第2幕
農場のなかでは、結婚式が進められる。ドゥルマカーラと一緒にはしゃぐアディーナは、内心ではネモリーノのことが気になっている。 ネモリーノはもう一本薬をくれとドゥルカマーラに頼むが、お金がない。 ベルコーレが軍団に入れば金がもらえると誘い、早速契約し、再び薬を手に入れる。
すると、村の娘たちが急にネモリーノにちやほやし始めた。 実は彼のおじさんが亡くなり遺産が手にはいることになったからだが、まだそのことを知らないネモリーノは薬の効き目と喜ぶ。 それを見て不安になったアディーナは、ドゥルカマーラに相談。愛の妙薬を手に入れるため軍隊にまで入ったネモリーノの心を知り、涙ぐむ。 この娘にも薬がいると売り込むドゥルカマカーラを断り、アディーナは自分の力で彼を取り戻すと誓う。
アディーナは入隊の契約書をベルコーレから買い戻し、二人は愛を誓って抱き合う。 出てきたベルコーレは、これを見て驚くが、やがて諦めて出発。 ドゥルカマーラもインチキ薬を全部売りつくし、村人たちの歓声に送られて出てゆく。