ペレアスとメリザンド
作品紹介
- 作曲年 1893~1902年
- 初演年 1902年
- 原作 メーテルランク
- 台本 作曲者
- 構成 5幕
- 上映時間 約2時間30分
登場人物
- ペレアス【T】アルケル王の孫
- メリザンド【S】素性の知れない乙女
- ゴロー【Br】ペレアスの異父兄
ストーリー
第1幕
狩の途中、アルケル王の孫ゴローは道に迷い、泉のそばで泣いている美少女に気づく。 メリザンドと名乗り、遠いところから逃げてきたと言うだけ。 ゴローは彼女を連れて帰ることにする。 城ではゴローの母ジュヌヴィエーヴがアルケル王に、ゴローから異父弟ペレアス宛に届いた手紙を読む。 歳も素性も分からぬ少女と結婚したが、王はそれを許してくれるだろうか、と。 老王は、妻に先立たれ幼い息子を抱えたゴローを憐れみ、了承する。 一方、瀕死の親友を見舞いに出発したいというペレアスを、王は、彼の父も床にあるからと引き止める。 ジュヌヴィエーヴと共に城の庭を歩くメリザンドは、ペレアスに初めて出会う。
第2幕
ペレアスは城の中の古い泉にメリザンドを連れて来る。 彼女はゴローから貰った結婚指輪を弄んで水中に落としてしまう。 館に戻ると寝室では、怪我をしたゴローが横たわっている。 看病するメリザンドは突然泣き出し、自分の境遇を嘆く。 ゴローは慰めるが、彼女の指に指輪がないのに気づく。 海辺の洞窟で落としたと答えるメリザンドに、すぐにペレアスと探しに行けと言う。 夜更けの洞窟にメリザンドを案内するペレアス。
第3幕
メリザンドが窓辺で髪をすいていると、ペレアスが下の道に現れ、彼女の手を取ろうとする。 彼女が身を乗り出すと、長い髪がペレアスに降りかかる。 それを柳の枝に絡めて戯れるペレアス。ゴローが通りかかり、幼い二人の遊びだと思いつつも 嫉妬を感じ始める。ペレアスを地下洞に導いたゴローは、身重で感じやすいメリザンドから離れるように警告。 その後、ゴローは息子に妻とペレアスのことを聞き出そうと考え、窓から息子に室内を窺わせる。
第4幕
ペレアスは旅に出る決心をして、メリザンドに別れを告げるため、泉で会う約束をする。 ゴローはますます二人の仲に嫉妬し、王の前にもかかわらず彼女を罵る。 夜の泉のほとりで、初めて愛を告白しあって、陶酔するペレアスとメリザンドの前に、ゴローが現れる。 ペレアスはメリザンドを逃がし、自らはゴローの剣に傷つき倒れる。
第5幕
ペレアスが死んで失意のメリザンドは、女児を産み落とすと瀕死の床につく。 ゴローはペレアスとの仲を追及するが、彼女は潔白を訴えるのみ。 苦悩するゴローを残し、彼女は息を引き取る。