タイトル
作品紹介
- 作曲年 1971~72年
- 初演年 1973年
- 原作 トーマス・マン
- 台本 マヴァンウィ・パイパー
- 構成 2幕
- 上映時間 約2時間30分
登場人物
- アッシェンバッハ【T】老文豪
- タッジオ=ポーランドの美少年
ストーリー
第1幕
行き詰まりを感じているドイツの小説家アッシェンバッハは初老の男だ。 彼は、気分転換にとアルプス山脈を越えて南国への旅をしようと思い立つ。 向かう先はイタリアのヴェニス。船旅はあまり楽しいものではなかったが、南国の海の景色は最高に美しく心を和ませる。 しかし、ヴェニスの暑さと騒々しさに苛立つようになってくると故郷が懐かしくなってくる。 帰国を決意した老文豪は、ホテルでギリシャ彫刻の神の化身ような美少年タッジオを見かける。 彼に心引かれた老文豪は、ヴェニスに留まることにして、自分の感情に狂気を感じながらもタッジオを眺める毎日。
第2幕
その頃、ヴェニスでは疫病の被害が広まっていた。
しかし、頭の中がタッジオでいっぱいの老文豪は、彼を追って運河やサン・マルコ寺院をまわる。
なんとかタッジオの気を引けないかと自分の身なりを気にする老文豪。
ついには化粧までもしてしまうが、声はかけることができない。
シーズンが終わりに近づいた浜辺で、友人に砂まみれにされるタッジオを助けようとしたが、
ついに近づけぬままヴェニスで息を引き取る。