ヴォツェック
作品紹介
- 作曲年 1917~21年
- 初演年 1925年
- 原作 ビュヒナーの戯曲「ヴォイツェック」
- 台本 作曲者
- 構成 3幕
- 上映時間 約2時間
登場人物
- ヴォツェック【Br】元床屋の貧しい兵士
- マリー【S】ヴォツェックの内縁の妻
ストーリー
第1幕
元床屋の貧しい兵士ヴォツェックが大尉のひげを剃っている。 結婚せずに子供をもうけたヴォツェックは、大尉から道徳の説教を聞かされていた。 家に帰ったヴォツェックは内縁の妻マリーに、妄想を語る。 マリーは彼が正気でないのを知ると、子供を抱かせて元に戻そうとするが効果がない。
実はヴォツェックは金が欲しいばかりに、医者の生体実験台となっていたのだった。 医者にせきをするのを禁じられ、食べ物は粗末なものとされていた。 ヴォツェックが妄想を語りだしたのを見て、精神錯乱の実験が成功していると喜ぶ医者。 一方、マリーは軍楽隊のハンサムな鼓手長と浮気をしていた。
第2幕
マリーは鼓手長からもらったイヤリングをして上機嫌。 ヴォツェックにイヤリングをどうしたのか聞かれ、言い訳する。 ヴォツェックは実験台で得た報酬を兵士の給料だと言って、置いて出て行く。
大尉からマリーの浮気がほのめかされて、嫉妬に狂ったヴォツェックは、マリーを責めた。 夫に責められ自暴自棄になったマリーは、鼓手長とダンスをしている。それを見て浮気を確信するヴォツェック。 ヴォツェックは酒に酔った鼓手長と取っ組み合いになり、罵られる。 恥辱の限界に達したヴォツェックは復讐を誓う。
第3幕
ヴォツェックはマリーを町はずれで刺し殺したが、皆が騒ぐので逃亡する。 マリーを刺したナイフを池に捨て、返り血を洗おうと池に入った彼はそのまま溺れて死んでしまう。 後に残されたのは、事件のことを知らない幼い子供だけ。